3・16 共謀罪反対国会請願昼デモに約300名参加、 院内集会に120名

3月16日、共謀罪法案に反対する法律家団体連絡会が主催して国会請願デモが行なわれた。主催者を代表して米倉洋子弁護士から「連絡会の構成団体に『日本反核法律家協会』が加わり7団体になった、これかも増やしていき、先ずは国会提出をさせない、仮に提出されたとしても廃案にしよう。」と挨拶。協賛団体からは共謀罪NO!実行委員会の海渡雄一弁護士と戦争させない・九条壊すな!総がかり行動の高田健さんが発言、その後約300人で日比谷公園霞門から国会に向かって出発した。衆議院議員面会所では、民進党の逢坂誠二議員と共産党の畑野君枝議員たちと、参議院議員面会所では民進党の真山祐一議員、共産党の仁比宗平議員、山添拓議員たちとエールを交換した。

午後1時30分からの院内集会にも約120人が参加。21日の閣議決定が濃厚となり、緊張感を持ちながら集会となった。自由法曹団の加藤健次弁護士が、「装いを変えても憲法違反の共謀罪の本質は変わらない」と題して講演。「処罰対象となる組織犯罪集団の定義が曖昧でテロ組織に限定しておらず、一般市民も対象となってしまう。共謀罪は、ときの政権にとって都合の悪い運動を「犯罪」視し、運動 そのものを抑圧する凶器になりかねない。また盗聴や司法取引などの捜査手段と結びつき、監視と密告奨励の社会を生み出す。」と法案の問題点について指摘。 国会議員も多く駆けつけ、発言は民進党の逢坂誠二さんと共産党の藤野保史さん。逢坂議員は法務委員会が委員長の職権によって開かれることが決定したことを報告。参加団体から新倉修さん(日本国際法律家協会)、海渡雄一さん(社会文化法律センター)、大江さん(日本民主法律家協会)、今泉さん(日本労働弁護団)が各々発言。続いて小池振一郎弁護士、平岡秀夫元法務大臣、角田富夫さん(共謀罪NO!実行委員会)が発言し、共簿罪を廃案に!の声で盛り上がった。